q(クォート)要素は語句単位での引用を表すために使用します。段落単位での引用を使用する場合は、blockquote要素を使用します。

なお、q 要素の直前、直後に、引用符を記述してはならないと仕様書では定義されている。引用符はユーザエージェントによってレンダリング時に付与することとされています。

q 要素の内容は、他のリソースから引用されたものになる。その外部リソースが URI を持つ場合、それを cite 属性で指定することができる。引用元が Web 上に公開された文書であればその URL が cite 属性の値として使用できる。一般的に販売されている書籍で ISBN コードが発行されている場合は、urn:isbn: スキームを用いて ISBN コードを指定し、引用元を示すことができる。

q要素説明
カテゴリー・パルバブルコンテンツ
・フレージングコンテンツ
・フローコンテンツ
コンテンツモデルフレージングコンテンツ
使用できる場所フレージングコンテンツが期待される場所

q要素で使用できる属性

すべてのHTML要素で使用できる属性になります。

引用元の URI を表す

cite 属性は blockquote 要素や q 要素において引用元の URI を表す。

また、del 要素、ins 要素に付与することで、そのテキストが削除、追加された理由について言及したリソースを表すことも可能になる。

指定できる値は、URI のみになる。引用元が Web 上に公開された文書であればその URL が cite 属性の値として使用できる。一般的に販売されている書籍で ISBN コードが発行されている場合は、urn:isbn: スキームを用いて ISBN コードを指定し、引用元を示すこともできる。

ISBN を使用した引用元の言及

使用例

<p>小説、<cite>吾輩は猫である</cite>は<q cite="urn:isbn:4041001013">吾輩は猫である。名前はまだない。</q>の一節で始まる。</p>

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小説、吾輩は猫である吾輩は猫である。名前はまだない。の一節で始まる。

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