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ウェブデザイン技能検定とは?。
ウェブデザイン技能検定は、特定非営利活動法人インターネットスキル認定普及協会が行う国家資格で1級から2級、3級まで学科試験とともに、実際に情報処理端末を使い実技試験で実施され、ウェブ業界で唯一の国家資格になります。合格するには、各級の学科、実技試験とも70点以上(100点満点)が合格となります。
学科の試験範囲
学科の試験範囲は多岐に亘り、インターネット概論、ワールドワイド法務、ウェブデザイン技術、ウェウブ標準、ウェブビジュアルデザイン、ウェブインフォメーションデザイン、アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン、ウェブサイト設計・構築技術、ウェブサイト運用・管理技術、安全衛生・作業環境構築から出題されます。
学科試験範囲の簡単な説明
- インターネット概論(インターネット/プロトコル/セキュリティ)
- ワールドワイド(WWW)法務(知的財産権/著作権/産業財産権/個人情報の取扱い/知的財産権、個人情報以外の法務関連知識)
- ウェブデザイン技術(HTML/CSS/Javascript)
- ウェブ標準(経緯/標準化団体/啓蒙活動)
- ウェブビジュアルデザイン(レイアウト/カラー/画像/マルチメディア)
- ウェブインフォメーションデザイン(情報デザイン/インターフェイスデザイン/ユーザビリティ)
- アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン(アクセシビリティ/ユニバーサルデザイン/WCAG/ウェブコンテンツ JIS)
- ウェブサイト設計・構築技術(ワークフロー/ユーザエクスプリエンス/評価テスト)
- ウェブサイト運用・管理技術(効率的なコンテンツの管理/動的サイトの構築/サイトの運用)
- 安全衛生・作業環境構築(ガイドライン)
から全般に出題されています。
実技試験の概要
パソコン環境
2級、3級の実技試験の会場に用意されたパソコンで作業します。パソコンのOSは団体受験などの特殊な場合を除きWindowsのみで行なっています。私は現在MACで作業を行なっているので、少し操作に戸惑いました。1級の実技試験だけは、OSをMACかWindowのどちらかを選択することも可能だそうです。
試験対象者
Webの作成や運営に関する業務に従事している者及び従事しようとしている方であれば誰でも受験することができます。1級、2級を受験するには、ウェブデザイン技能検定のウェブサイトの受験資格のページをご覧ください。
操作スキル
フォルダの作成、ファイルの移動、アプリケーションの起動、キーボードでのコーディングといった初歩的なパソコンの操作スキルが必要となっています。
試験時間
学科試験
- 1級90分
- 2級60分
- 3級45分
実技試験
- 1級180分 ペーパー60分
- 2級120分
- 3級60分
ウェブデザイン技能検定3級を受験してみた私観
パソコン環境のところでも述べましたが、試験会場のOSはWindowsです。試験前には、Windowsの最新のバージョンで操作に慣れておく必要があると思います。また、3級受験前には3級が合格したら、2級も受験しようと考えていたのですが、ナビゲーションを作成するときに画像編集ソフトウェアにAdobe社のPohoshopの操作が必要となる、、、。法人に勤務しているデザイナー、コーダー等の方はPhotoshopを使用していると思いますが、個人で、2級の試験を受験するためだけに高額のAdobe Photoshopを購入するのはどうかなと思うし、フリーランスのウェブデザイナー、コーダーなどの方などはコストに見合った仕事が取れればいいのですが・・・。今時ナビゲーションを作成するのにCSSで事足りるのでは・・・と思ったなどの理由で2級を受験するのはやめた次第です。